2017年1月

  • 2017.01.16

「『人間の復興』に必要な医療と健康支援とは?」特別レポート発行〔原子力市民委員会〕

 原子力市民委員会は、特別レポート「『人間の復興』に必要な医療と健康支援とは?〜原発事故5年、いま求められていること〜」(全46ページ)を11月23日に発行しました※1。6月のシンポジウム※2での3人の講演と、パネルディスカッションの内容を増補改訂してまとめています。政府や地元自治体は、何が起きているか調べない、わかっていることを知らせない、そして助けてくれない。そんな厳しい状況に置かれたままの被 […]

  • 2017.01.13

玄海原発の不十分な審査、残された不安〔原子力市民委員会〕

 原子力規制委員会は、九州電力玄海原発3、4号機(佐賀県)が新規制基準に適合しているとする審査書案を2016年11月9日に了承し、再稼働に向け手続きを進めています。原子力市民委員会は、この審査書案についてのパブリック・コメント文例をまとめ、12月6日に公開しました※1。玄海原発だけでなく、川内原発など、すでに再稼働している原発が抱える問題点も明らかにしています。  一つは、今年4月の熊本地震で震度 […]

  • 2017.01.11

自治体原子力行政の要職を担う政府からの出向者たち〔茅野恒秀〕

 原子力市民委員会は2016年7月21日、愛媛県庁に「声明:愛媛県は伊方原発3号機再起動への同意を撤回し、安全対策の徹底的な再検証を行うべきである」※1を提出しました。その際に応対した県職員のうち、原子力安全対策推進監の要職を務める職員が、じつは原子力規制庁からの出向者であることがわかりました。規制庁の採用案内パンフレット※2には、この職員が愛媛県庁で「判断の大前提となる最も重要な安全性の確認」を […]